村民目線の行政誓う/多良間村長選
返り咲き当選へ気勢/下地陣営が総決起大会
任期満了に伴う多良間村長選挙(20日告示、25日投開票)への立候補を表明している前職下地昌明氏(65)の後援会が15日、同村塩川の塩川集落センターで総決起大会を開いた。多くの支持者を前に下地氏は「村民目線の行政運営を進め、職員とのコミュニケーションと友愛を重ね、八つの公約を実現する」と述べ、最後までの支持を訴えた。
大会には、下地氏を支持する村議や村民が多数出席した。5日後に迫った告示に向けて団結を確認し、当選を誓い合った。
はじめに後援会の西平幹会長が「下地昌明は、2期8年の村長経験がある」と強調。「この4年間は多良間村の発展、福祉向上、明るく住みよい村づくりを実現するために施策を温めてきた。今こそ、その思いを実現してもらうときだ」と支持者の士気を高めた。
続いて、村議の豊見山正氏、渡口直和氏、本村健次氏が登壇して下地氏支持を表明した。豊見山氏は「村政を刷新し、本来あるべき村政を取り戻すために立ち上がろう」と訴え。ここに集まった一人一人の力を合わせて6月25日は大勝利しよう。連帯して前進することを誓う」と述べた。
渡口氏は「みんなで下地さんを当選させよう。当選に向けて皆さんの支持、協力を」と呼び掛けた。本村氏は「多良間村のため、村民のために下地さんを村長に立てよう」と述べた。
森山実夫議長は「同志を信じ、強い気持ちでこの勢いを維持し、勝利を勝ち取ろう」と結束を求めた。
多くの支持、激励を受け下地氏は「この4年間、多良間村のこれからのことを考える期間だった」と振り返り、「私には皆さんに支えられた2期8年の実績があるが、これから皆さんの支援を頂きながら、初心に帰って行政運営に当たりたい」と約束した。その上で「行政のプロである職員とコミュニケーションと友愛を重ね、公約実現に向けて努めるので皆さんの協力をお願いしたい」などと決意を述べた。
下地氏は4月27日に出馬を表明。過去2期8年にわたって村政を担った実績を踏まえ、八つの基本政策を掲げて今選挙に臨む。
農業分野ではサトウキビ産業の拡充促進を訴え。カボチャや肉用牛産業の振興も図る。子どもの教育環境の整備や福祉の充実に重点を置き、交通および通信基盤の整備や行財政改革の推進、特産品の直売所建設等も打ち出している。
総決起大会の最後は支持者全員でガンバロウ三唱を行い、下地氏の返り咲き当選に向け気勢を上げた。