逆転で宮工初戦突破/高校野球沖縄大会
打線爆発、浦添に5-2
【那覇支社】夏の甲子園出場を懸けた第99回全国高校野球選手権沖縄大会で18日、沖縄セルラースタジアム那覇など3球場で1回戦9試合が行われた。沖縄セルラースタジアム那覇の第2試合に登場した宮古工業は浦添と対戦し、5-2で逆転勝ちを収めて2回戦に駒を進めた。春季大会は八重山商工と連合チームだったが、今大会は新戦力を迎えて自力での初戦突破になった。
先攻の宮工は、五回まで2安打に抑えられ0-2とリードされる厳しい展開となった。六回、宮工は8番石嶺虎太郎(2年)の安打を皮切りに犠打と安打で1点を返し、続く3番松川竜二(3年)の中安打で同点とした。さらに4番荷川取麟汰(1年)が逆転の適時二塁打を放つなど、打者11人の猛攻で一挙5点を奪い逆転した。
先発を任された宮城凌我(1年)は、131球を投げきる力投で無四死球完投を果たした。
「攻めまくり打ち勝とう」と選手たちを送り出したという佐久原大志監督は「最後の夏に皆で笑おうと頑張ってきた。練習してきた打撃で流れを作れて良かった。3年生が意地を見せてくれた」と目頭を熱くし選手をたたえた。
狩俣勝吏主将は「引きつけて打つことができたのが良かった。次も打ち勝ちたい」と次戦を見据えた。
▼沖縄セルラースタジアム那覇
宮工
000005000|5
101000000|2
浦添
(宮)宮城-松川
(浦)大城、東-平敷
▽二塁打=荷川取(宮)、喜友名(浦)、金城(浦)