多良間村長選あす投開票/伊良皆氏、下地氏打ち上げへ
【多良間】任期満了に伴う多良間村長選挙は24日、運動最終日を迎え、各陣営とも5日間の選挙運動を締めくくる「打ち上げ式」に臨む。運動員や支持者らを最大動員し、最後の支持を訴える。投票は25日で、即日開票される。村政の「継続」「刷新」かで有権者819人が審判を下す。
立候補しているのは届け出順に現職の伊良皆光夫氏(62)=無所属、前職の下地昌明氏(65)=無所属。
これまでにも島を二分した一騎打ちが繰り広げられており、今回もその構図は変わらない。
前回4年前の選挙では、伊良皆氏が11票差で下地氏を破り、初当選を果たしている。
過去には1票差で当落が決まったこともあり、今回も1票を争う激しい選挙となりそうだ。
浮動票がほとんどない地域で、両陣営とも地縁血縁票を基礎に、票の上積みに全力を上げる。
有権者数が前回に比べて88人減少しており、これが選挙結果にどう影響するかも注目だ。
過熱な選挙戦が展開されることから住民の間に溝が深まり、選挙後はこれをどう修復していくのかが課題となっている。
打ち上げ式は伊良皆陣営、下地陣営とも午後8時から、それぞれ塩川の選挙事務所で行う。