「時事漫評」原画展始まる/那覇市のタイムスビル
砂川友弘さんの風刺画200点
【那覇支社】宮古島市在住で沖縄タイムスの風刺画「時事漫評」を1991年から執筆する砂川友弘さんの「『時事漫評』原画展」が27日、那覇市のタイムスビルで始まった。7月1日までの予定で、入場は無料。展示時間は午前10時~午後5時。
原画展では、1991年10月のデビュー作から最近の作品まで約200点を展示している。米軍基地問題を巡る県と政府の対立や県内政局だけでなく、国際情勢や県出身ボクシング選手の活躍など、沖縄を取り巻く時代を風刺してきた砂川さんの鋭い視点を感じることが出来る作品に、来場者は熱心に見入っていた。
砂川さんは「読者や宮古支局の歴代支局長、宮古の友人たちや妻、みんなに支えてもらったからこれまで続けてこられた」と感謝。その上で「日々の出来事を見て普通に考えて、人としてどうなの?何か変と感じることに、瞬発的に反応して表現している。生活のリズムの中に組み込まれているので、その中に産みの苦しみというのもあるのかもしれないが、大して苦には思っていない。最初描けなくても絶対に描けるという確信はある」と語った。