魅力的な農業目指す
2家族が経営協定調印/宮古44件目
2017年度の家族経営協定の調印式が28日、市役所上野庁舎で行われ、森上聡さん(36)・絵梨香さん(32)夫婦、島尻国治さん(41)・京子さん(43)夫婦の2経営体が家族経営協定書に調印した。2農家とも目標達成に向け意欲を見せた。立ち会った県、市の関係者はバックアップの姿勢を示した。
調印式では、2農家の夫婦がそれぞれ協定書に署名、押印し締結した。引き続き立ち会った名嘉真清美・県宮古農林水産振興センター農業改良普及課長、松原清光・市農林水産部長、野崎達男・市農業委員会長が同じ協定書に署名、押印した。
名嘉真課長は「平成10年度から家族経営協定の締結は進められている。きょうの協定を含めると夫婦協定は44件となる。夫婦で目標を達成するよう、頑張ってください」、松原部長は「食の安全を第一に宮古の農業の発展ために力を尽くしてください」とそれぞれ激励した。
森本さん夫婦はゴーヤー、カボチャなどを栽培。島尻さん夫婦は養豚経営。両夫婦とも経営安定に向け、決意を新たにした。
同協定とは、家族農業経営に携わる各世帯員が、意欲とやり甲斐を持って経営に参画できる魅力的な農業経営を目指す。併せて経営方針や役割分担、家族皆が働きやすい就業環境などについて、家族間の十分な話し合いに基づき、取り決めるもの。
同協定では、農業経営の方針、役割分担、収益の配分、家族みんなが働きやすい就業環境などを文書化した。