おいしい果実を全国へ/宮古郵便局
マンゴーとパイン出荷始まる
宮古郵便局は29日、2017年産マンゴーとパインの出荷を開始した。取り扱うゆうパックは豊作のマンゴーが3万5000個、パインは1000個を想定している。郵便局のネットワークをフルに活用し、全国各地へ宮古島産の果実を送り届ける。マンゴーの出荷のピークは7月中旬以降になる見通しだ。
今季のマンゴーは出蕾にばらつきが見られ、開花の時期が遅れたが、順調に着果しているという。豊作型で推移しており、出荷量は不作の昨季(410㌧)を大きく上回る約700㌧が見込まれている。
出荷式が宮古郵便局の構内で行われた。はじめに瀬長孝也局長が「宮古島産マンゴーの甘い香りと濃厚な味わいは全国の消費者から高い評価を受けている」と市場の評価を挙げ、「宮古島産ブランドは確立されたものだと思う。安心、安全な取り扱いで、全国で心待ちにしている皆さんに送り届けたい」と話した。
パインのゆうパック取り扱い量も年々増加しているといい、「宮古島の新たな特産品となるようマンゴーと同様に販売促進の拡大を展開する」と述べた。
来賓出席した下地敏彦市長は「宮古島産のマンゴーとパインが全国各地に届けられるということを市、生産農家共に喜びたい。農家が手塩に掛けて育てたマンゴーとパインを全国各地に送り届け、宮古島産のさらなる知名度アップを図ってほしい」と期待した。
続いて生産農家を代表して「へんとな農園」の辺土名忠志さんが「今季のマンゴーは天候に恵まれて豊作型で推移している。宮古島の太陽光を燦々と浴びて品質も良い。郵便局の皆さんには、マンゴーやパインを迅速かつ安全に届けていただきたい」と話した。
テープカットの後、関係者がマンゴーやパインのゆうパックをトラックに積み込み、拍手で送り出した。
出荷式を終えると、取れたてのマンゴーが参加者に振る舞われた。踊りで出荷式に花を添えたみつば保育園の園児は口いっぱいにマンゴーをほおばり、「おいしい~」と笑顔だった。