全共向けて厳正審査/全国和牛能力共進会
県代表牛あす決定
5年に1度の全国和牛能力共進会に向けて、宮古和牛改良組合は5日午前、出品候補牛の最終予選審査を行った。1回目の審査を突破した第2区の3頭と、第6区の3頭1組を厳正に審査し、体高や発育度を徹底的に調べた。県代表牛は7日までに決まる。
予選審査はJAおきなわ宮古家畜市場であった。開会式で和牛改良組合の砂川栄市組合長は「生産者の飼養管理によって素晴らしい牛ができた。何としても宮古から全共(全国和牛能力共進会)に行きたい。絶対に行くんだという気持ちで審査を見守ってほしい」と来場者に呼び掛けた。
この後、最終予選審査が始まった。出品牛は、若雌の第2区が島尻誠さん所有のゆめちよ号、荷川取広明さん所有のなつこ号、砂川辰夫さん所有のみつこ号の3頭。高等登録群となる第6区は砂川健治さん所有の3頭1組だった。
審査は、全国和牛登録協会参与の菅野成厚さんら複数の専門家が担当した。
出品牛の体のバランスや骨格構成、伸び、張り、姿勢、品位に至るまで厳正に調べた。遠目に見たり、実際牛に触れたりして、それぞれの牛を評価した。
第11回全国和牛能力共進会は、今年9月に宮城県内で開催される。
この日の最終予選審査の開会式では、県家畜改良協会功労者も表彰。平良の下地君子さん、城辺の平良恵俊さん、城辺の新城弘義さんに功労賞を贈った。