目指せ、全国技能五輪/宮古工業出前講座
移動式ロボットで実習
技能五輪「移動式ロボット」職種出前講座(主催・おきなわ技能五輪・アビリンピック2018推進協議会)が4日、宮古工業高校で行われた。この講座は、同校電気情報科の生徒を対象に行われ、生徒たちは沖縄で来年開催される技能五輪全国大会出場を目指して講座の内容に聞き入った。
今回の出前講座は、自作ロボットの全国大会などで、好成績を収めている愛知県立岡崎工業高校の岡村孝一情報技術科教諭を講師に招き、同校のこれまでの取り組みを紹介するとともに、実際に自作ロボット「ロボティー」を使った実習を行った。
生徒たちは、自作ロボットが障害物を避けて目的を達成したり、求められた条件通りに動くようプログラミングを行い、実際に動かして求めた動きができるかなどを確認した。
この取り組みは、「技能五輪全国大会・全国アビリンピック」が来年、沖縄で開催されることから、県内の選手や指導者の育成、強化を図るため優秀な指導者を招聘(しょうへい)し、技術力、競技力の向上を目罪して実技指導を実施している。
今年の同大会は11月に栃木県で開催され、今回の講座は同大会への出場予定選手や、来年の沖縄大会出場を目指す工業高校生を対象に、その技術や技能の向上を図るとしている。
高校生が今年の栃木大会に出場するためには8月に愛知県で開催される「若年者ものづくり競技大会」で好成績を残すことが条件となっており、同校からは山原作哉君(2年)と川田琉太君(同)の2人が出場を目指している。