環境美化活動に汗/土木事務所など
海岸愛護月間で清掃
平良の島尻海岸で7日、2017年度「海岸愛護月間」に伴うモデル清掃が行われた。県や市の担当職員ら42人が参加し、漂着ごみや流木などを撤去して、潤いのある海岸環境を目指して美化に努めた。
同月間は、快適でうるおいのある海岸環境を積極的に創出し、海岸愛護思想や防災意識の普及と啓発などを目的としている。
この日は、県宮古土木事務所、県宮古事務所、県宮古保健所、宮古福祉事務所、宮古南静園、市観光課から42人が参加して美化活動を行った。
開始式のあいさつで土木事務所の平良雅彦所長は「最近は経済活動による汚濁や漂着ごみなど、さまざまな原因で海の環境の悪化が懸念されている。宮古の海岸でも同様の状況が見受けられており、良好な環境を保つためにも今回取り組みを通して海岸愛護と美化の機運をより一層高めていきたい」と述べた。
式後、参加者たちは海岸全体に広がり、漂着ごみを回収し、種類別に分別してごみ袋に入れた。
この日は夏の強い日差しが照りつける中での作業となり、参加者たちは配布されたスポーツ飲料をこまめに飲みながら、美化活動に取り組んだ。
海岸愛護月間に定められる7月は、海岸愛護思想や防災意識の普及・啓発を目的に、毎年各地でさまざまな活動が行われている。