海風受けサイクリング/ツール・ド・宮古島
景色楽しみながら/きょうはロードレース
第10回ツール・ド・宮古島2017(主催・同実行委員会)のサイクリングが8日、トゥリバー地区を発着点に行われた。83㌔の部に68人、池間島を含むほぼ島を1周する114㌔の部に92人の合わせて160人が出場した。正午にトゥリバー地区を一斉にスタートした。きょう9日は、ロードレースが、トゥリバー地区を発着点に行われ、184㌔が午前7時、114㌔の部が同7時10分にスタートする。
開会式で宮國博教育長は「宮古島はエコアイランド、バイク競技は実に適している。暑いので熱中症に気を付けて楽しんでほしい」と呼び掛けた。
暑さとの戦いとなり、参加者はエイドステーションで頭から水を掛けてもらったり、「サイクリングならではです」と話し、日陰で涼を取る姿も多く見られた。参加者は口々に「暑い、暑い」と言いながら、携帯しているボトルやエイドステーションで、こまめに水分補給をしていた。
この日の日中の最高気温は午後2時9分に32・2度を観測した。このときの湿度は71%だった。
東京から初参加の神沢直也さん(49)は、114㌔に挑戦。「宮古島に来てみたかった。来年は家族で参加したい。その下見も兼ねている。自転車でなければ見られない所を、島1周しながら、観光気分で楽しみたい」。
地元から2回目の参加の森田真子さん(33)は83㌔の部で「景色を楽しみながら、無心になって走る。ゴールしたときの達成感が何ともうれしい。自然からパワーをもらって楽しみたい」と話した。