宮高 ベスト8進出/高校野球県大会
興南と4強懸けきょう対戦
【那覇支社】夏の甲子園出場を懸けた第99回全国高校野球選手権沖縄大会の3回戦は8日、沖縄セルラースタジアム那覇など3球場で8試合が行われた。
宮高は、沖縄セルラースタジアム那覇の第3試合に登場し、豊見城に1-0で快勝してベスト8進出を果たした。
試合は、宮高・長嶺誉と豊見城・金城良太郎の投手戦が繰り広げられ、五回まで無得点が続く緊迫した展開となった。
均衡が破れたのは六回。先攻の宮高は5番新里浩隆が二塁打で出塁すると、続く6番洲鎌虎汰郎が適時右前打を放ち貴重な1点を先制した。
その後、エースの長嶺は八回に安打と失策で1死三塁と大きなピンチを迎えたが、捕手の新里浩が「スライダーの切れが良かったので、決め球に使った」と話すように、スライダーで後続を打ち取り守り切った。長嶺は、3安打10奪三振の好投を見せ、104球完封を果たした。
試合後、宮里友也監督は「厳しい試合だったが、長嶺が動じず自分の投球をしてくれた」と笑顔で振り返り、次戦について「アララガマ魂で思い切りぶつかりたい」と気持ちを引き締めた。
上原辰巳主将は「少し力んだところがあったが、次につなぐ意識で試合に臨めた。次も自分たちの野球で勝ちたい」と力を込めた。
殊勲打の洲鎌は「自分が決めるという強い気持ちで打席に入った。打ったのはインコースのストレート。打った瞬間抜けたと思った」と笑顔で話した。
宮高は9日、コザしんきんスタジアムの第1試合に登場し、興南とベスト4進出を懸けて対戦する。
その他、沖縄尚学、糸満、興南、八重山農林、浦添商業、美来工科、宜野座がそれぞれベスト8入りを果たした。
結果は次の通り。
宮高
000001000|1
000000000|0
豊見城
(宮)長嶺-新里浩
(豊)金城良-島袋
▽二塁打=新里浩(宮)