20団体、個人が舞台彩る/更生保護女性会チャリティーショー
「青少年に母の愛を」をテーマに宮古更生保護女性会の第33回チャリティーショー「ささえ愛」が8日、マティダ市民劇場で行われた。ステージには20の団体と個人が出演し、琉球舞踊や日本舞踊、大正琴などいろいろな演目を披露。会場いっぱいに詰め掛けた観客を楽しませた。
チャリティーショーは久田流根間幸子舞踊研究所による「とうがにあやぐ」で幕開け。第2部では女性会から那覇保護観察所の松尾昭彦所長に「更生保護施設などのために役立てて」と寄付金が贈られた。
主催者あいさつで砂川芳子会長は「私たちは過ちや罪を犯した人たちの立ち直りを支援するために立ち上がったボランティア団体。その熱い志を持って活動し今年で43年目を迎えた。先輩たちの示す指針に従い、女性としての特性を生かした活動でこれからも地域貢献に頑張りたい。きょうは楽しい時間を過ごしてほしい」と述べた。
そのほか、来賓あいさつでは市村会長を務める下地敏彦市長が「この会場に集まった多くの皆さんが更生保護女性会の活動を一層理解することで地域社会は明るくなる。積極的に協力してほしい」と呼び掛けた。
ステージでは、琉舞を中心に日舞やカラオケのほか、宮京子さんの歌も披露され、訪れた人たちは更生保護の大切さを実感しながら、ショーを満喫していた。
チャリティーショーは更生保護活動の啓蒙と、資金造成などを目的に毎年開催されている。
更生保護と同女性会 非行や犯罪に陥った人たちが再び社会の一員として立ち直るのを助けようとする制度。女性会は社会の人たちに更生保護への理解と協力を得るための運動を展開し、地域に更生保護の土壌をつくる活動と、非行や犯罪を防ぎ、立ち直りの支援をしているボランティア団体。