就職へ高3生が情報収集/地区県立学校長会主催
生徒120人、企業38社参加/県内・県外企業合同説明会
市内の高校3年生を対象とした2017年度宮古地区県立学校県内・県外企業合同説明会(主催・宮古地区県立学校長会)が11日、市中央公民館大ホールで開かれた。県内と関東、中京、関西地区などから38社が出展。就職を検討している市内の高校3年生約120人が参加し、関心を持った企業のブースで担当者から会社の特徴や業務内容などについて話を聞いた。
同説明会は、宮古地区の新規高校卒業者の就職希望生徒のうち県外希望者は70%を超えている現状を踏まえ、県内、県外の企業の採用担当者と高校3年生が参加する場を設けることで生徒が自主的、計画的に進路について考えるとともに進路選択の幅を広げることなどを目的に、毎年この時期に開催されている。
今回は電気工事、配送、海洋土木、看護、介護、精密部品製造、引っ越し、警備、飲食、小売業、水産業などさまざまな職種の企業が県内外から参加した。
高校生たちは関心のある職種の企業ブースを回り、担当者から各社の特徴や具体的な業務内容、勤務地、給与などの待遇、必要となる資格などについて説明を聞いた。
参加した男子生徒(宮古総合実業高校3年)は「企業で働いている人から話を聞いて、自分のやりたいことと、その企業の仕事を照らし合わせながら具体的な仕事内容や待遇などについて知りたいと思い参加した。宮古島は離島なので実際に会社訪問をして話を聞くことは難しいので、全国から企業が来て説明してもらえることはありがたい」と語った。