リサイクルセンターが着工/19年1月に供用開始
関係者参加し安全祈願祭
缶や瓶、ペットボトルなどを再資源化する宮古島市リサイクルセンター(仮称)工場棟の建設工事安全祈願祭が12日、建設場所である市クリーンセンター敷地内のごみ焼却施設隣接地で行われた。下地敏彦市長と工事関係者がくわ入れを行い、工事の安全や工期内での完成などを祈願した。2019年1月からの供用開始を予定している。
リサイクルセンター工場棟は鉄筋コンクリート造りの2階建てで、敷地面積は2512平方㍍、延べ床面積は4351平方㍍。総事業費は24億2784万円。工期は18年12月14日まで。
リサイクル処理対象物は不燃・粗大ごみ、缶、瓶類、ペットボトルで、選別や破砕、圧縮などを行い資源として再利用する。
工場棟と共にリサイクルセンター敷地内に整備が予定されている環境教育施設となるプラザ棟は18年夏の着工を予定している。
安全祈願祭には工事関係者や地域住民、市職員らが参加。施主である宮古島市の下地市長、施工監理を担当する沖縄チャンドラー(那覇市)の新垣宗一常務、設計、施工を担当する川崎技研・共和産業・佐平建設特定建設工事共同企業体を代表して川崎技研(福岡市)の木川信雄社長がくわ入れを行ったほか、参加者が玉串奉納を行い工事が無事に完了することなどを願った。
下地市長は「資源を大切にすることを基本として造られるこの施設が完成すれば、宮古島のごみをしっかり分別でき、再利用できる物はきちんと再利用するという形になる。宮古島がごみをそのまま捨てるのではなく再利用する島となるようしっかりとした施設を造っていきたい」と語った。