石垣市で来月開催「離島甲子園」
アララガマボーイズ2連覇目指す
【那覇支社】全国の離島中学生球児が一堂に集う「全国離島交流中学生野球大会(通称・離島甲子園)」の実行委員会は13日に県庁で会見し、今年は8月21日~25日に石垣市で大会を開催すると発表した。離島甲子園が県内で行われるのは初めてで、全国22自治体から県内5チームを含む23チームが参加する。宮古からは、昨年初優勝を果たした「宮古島アララガマボーイズ」が出場し、2連覇を目指す。
会見では、大会提唱者で元プロ野球選手の村田兆治氏(67)が、「夢と希望を持ち交流することで絆が生まれる。野球を通して判断力や実行力を養い、思いやりのある人間になってほしい」と、大会に向けた期待を述べた。
大会実行委員長の中山義隆石垣市長は「全国の離島の子供たちが互いに交流を深め、大きく成長できる大会になればうれしい」とあいさつした。
離島甲子園は、対外試合の機会が少ない離島の中学生球児が一堂に会して交流することで、次世代を担う人材を育成するのが目的。2008年から毎年夏に全国各地の離島で開催しており、今年は10回目。
今大会では、石垣市内の4会場でトーナメント戦をするほか、敗退したチーム同士の「交流試合」を含め計試合が予定されている。村田さんら元プロ野球選手で結成する「まさかりドリームス」の野球教室なども行われる。