11/22
2024
Fri
旧暦:10月21日 赤口 己 
政治・行政
2017年7月21日(金)9:07

耕作放棄地は256㌶/宮古地区

県が16年調査発表/県内最小面積を維持

 【那覇支社】県農林水産部が18日発表した2016年荒廃農地(耕作放棄地)面積の調査結果で、宮古地区は前年比49㌶(16%)減の256㌶となり、県内での最小面積を維持した。

 同部によると、宮古島市は県内外各2カ所で不在地主説明会を開き、意識啓発に取り組んできた。その結果、耕作放棄地13㌶を解消した。また、耕作放棄地再生利用交付金を活用することで農地に再生された面積も20㌃となった。

 県全体の耕作放棄地面積は、前年比291㌶(9・7%)増の3279㌶だった。農業振興地域農用地区域外にある農地などへ調査範囲を広げていることで、新たに805㌶の耕作放棄地を確認した。一方、耕作放棄地から農地に再生された面積が同47㌶(10%)増の513㌶となり、09年の調査開始以来で過去最大となった。

 耕作放棄地面積を地区別で見ると、本島北部が前年比216㌶増の1230㌶、中部が同53㌶減の651㌶、南部が同21㌶増の398㌶、八重山が同156㌶増の744㌶となった。

 県は荒廃農地の解消に向けた課題について▽農地所有者の資産保有意識が強く、相続した農地を売ったり貸したりするのを嫌がる▽不在地主が多く、所有者の所在不明や未相続など権利者調整が複雑▽荒廃農地の多くが小面積で分散しており、傾斜地や排水不良など圃場条件が悪い-を挙げた。

 今後の対応策として、同部の仲宗根智農政経済課長は「交付金の活用による荒廃農地の再生利用を促進するとともに、農業委員会などと連携して農地中間管理機構を通じた担い手への集積に引き続き取り組みたい」とコメントした。


記事の全文をお読みになりたい方は、宮古毎日新聞電子版のご購読をお勧めします。
まずは2週間、無料でお試しください。

無料試読お申込み

すでに購読中の方はログイン

カテゴリー一覧

観光関係

2024年11月21日(木)9:00
9:00

宮古島北部の魅力PRへ

ローカル体験提供プログラム きょうからサービス開始/沖縄トヨタなど   沖縄トヨタ自動車(本社浦添市、野原朝昌代表)はこのほど、観光庁の「地域観光新発見事業」に採択されたことを受け、トヨタ・コニック・プロ(本社東京、山下義行社長)と宮古島観光協会(吉…

2024年11月14日(木)9:00
9:00

牧山公園活用へ要望集約/市観光商工課

構想策定へ整備方針説明/地域住民との意見交換会   市観光商工課(砂川晃徳課長)は12日、伊良部牧山公園活用基本構想の策定に向けた伊良部地域住民との意見交換会を伊良部球場会議室で行った。事務局が展望台や周辺整備など市観光推進協議会の議論を基にまとめた…

ID登録でパソコン、タブレット、スマートフォンでお手軽に!