サガリバナお花見5000人
副市長「観光地になる」/宮古島環境クラブが市に報告
宮古島環境クラブの下地邦輝会長らは20日、市役所平良庁舎を訪ね、長濱政治副市長を表敬訪問した。下地会長は、6月23日~7月2日までの10日間に開催された主催事業の第6回ライトアップ「添道サガリバナ夜のお花見」の成果を報告。その中で「今後、群生地を活用・保全していくためには宮古島市の協力が不可欠である」と要望した。これに対し、長濱副市長は「初めてお花見を観たが、観光としてなり得る」と太鼓判を押し、要望については今後検討していく認識を示した。
下地会長は「今回の来場者が前回の5617人と比べ740人少なく、4877人となった。減ったのは、広報不足や雨天が影響した」と要因を語った。
また「入口で募金(協力金)をお願いしたところ約36万円の善意があった。サガリバナ苗木セットや種子セット、ハンカチタオルセットを販売した結果、約14万円の売り上げがあった」と説明した。
イベント会場で、同お花見についてアンケート調査を実施。5日間の合計回答数は119件あった。プログラムについての質問では9割が「今のままで良い」と答えた。
下地会長は、今後の問題点として▽周辺農道のアスファルト舗装や定期的な除草など、群生地周辺環境の整備▽散策や自然と環境の学習の場、観光地として昼・夜・早朝の日常的なプログラム展開▽ライティングの工夫▽五感、特に味覚を刺激する教材(グッズ)の開発・提供-などを挙げた。