市内5校にタブレット/宮古島市、ドコモ
ICT事業 9月開始
宮古島市のICT(パソコン教室整備)事業で、9月から市内五つの小中学校にタブレット端末が導入される。NTTドコモの回線を利用し、Wi-Fi環境になくてもICTを活用することができる。授業の効率化と児童生徒のICTスキルアップを狙う。
事業期間は5年。今年度は北、南、久松、城辺の各小学校と北中学校に導入する。予算は小学校に約8700万円、中学校に約2200万円を投じる。
前年度は久松中に導入しており、生徒たちは積極的にタブレットを活用しているという。Wi-Fi環境になくてもネット接続(LTE回線を使用)が可能になるとあって、場所を選ばず情報交換や調べ物学習等で活用。体験学習や野外活動でも使用している。
導入する端末は各校1学級分。担当教諭は画像や動画を使って分かりやすい授業を展開し、生徒は調べ学習やクラウド利用で情報を共有し、学びを深める。
9月の本格稼働を前にNTTドコモの法人ビジネス本部第一法人営業部長の齋藤武さんらが21日、下地敏彦市長を表敬した。「宮古島市の取り組みは先進的で常に先頭を走っている。9月の本格稼働に向けて、万全な体制で当たりたい」などと協力姿勢を示した。