島の繁栄願いクイチャー/宮古島夏まつり始まる
歩行者天国もにぎわう
宮古島夏まつり2017(主催・同まつり実行委員会)が22日、2日間の日程で始まった。初日は漲水御嶽と宮古神社で豊年祈願祭が行われ、女性たちがクイチャーを奉納し五穀豊穣と無病息災を祈願した。午後5時からは西里、市場、下里の3通り商店街で歩行者天国が実施された。ほとんどの学校が夏休みに入り、会場は浴衣姿の家族連れや観光客でにぎわった。2日目の23日は午後5時から3通りが歩行者天国になり、第44代ミス宮古島の発表、東西大綱引きなどが行われる。
漲水御嶽で行われた豊年祈願祭ではツカサたちが祈りを捧げ、漲水クイチャー保存会や池間の女性たち、西原みどり会のメンバーらが島の繁栄を願うクイチャーを奉納した。
主催者を代表して夏まつり実行委員長の下地義治宮古島商工会議所会頭は「多くの市民、観光客がこの祭りで活気あふれるにぎわいを満喫し、楽しい時間を過ごすとともに、それぞれの地域においても元気良さ、明るさがこの祭りを通してどんどんわき上がることを期待している」と述べた。
下地敏彦市長は「いよいよ、暑い暑い夏が到来した。この祭りのイベントは子供から大人まで楽しめる内容となっているので宮古島の夏を満喫してもらえると思う」と述べた。
漲水御嶽の祈願祭後、一行は宮古神社に移動し、五穀豊穣などを祈願した。
豊年祈願祭には、観光客や外国人らも多数訪れ、その様子をビデオカメラやデジタルカメラで撮影し、一緒にクイチャーを踊りながら宮古島に本格的な夏の到来を告げる祭りを楽しんでいた。