模擬体験で医療学ぶ/宮古島徳洲会
生徒12人、内視鏡など操作
医療法人沖縄徳洲会宮古島徳洲会病院で22日、宮古島ジュニアドクター体験セミナーがあった。中学生人が内視鏡胃カメラを操作したり、心肺蘇生法を学んだりして医療に触れた。
医師を目指す生徒に実際の医療現場を体験してもらおうと徳洲会病院が主催している。今年8回目。
開会式で院長の増成秀樹さんが徳洲会で働く医師を紹介した。「11人いるけど宮古島出身者はゼロ。より良い医療環境にするためには宮古島の出身者がいる方が良いと思う。皆さんの中から、1人でも2人でもドクターになってくれればうれしい」と期待を込めた。
この後、生徒たちは内視鏡、手術、救急の部門を体験。1部門分ずつみっちり模擬体験をした。
内視鏡部門では院長の増成さんらが指導した。生徒は実際に内視鏡胃カメラを操作しつつ、ガンや胃潰瘍の見つけ方を学んだ。
生徒の表情は真剣そのもの。医療現場に関心があるだけに飲み込みが早く、どの現場でも充実した表情で模擬体験に取り組んだ。
胃カメラの操作を体験した平良中1年の花岡わかばさんは「操作は難しかったけど、勉強になった」と笑顔で感想を話していた。