平良男子、団体3連覇/県中学総体卓球
女子個人も宮國が優勝
【那覇支社】中学総体九州大会への出場を懸けた第44回県中学校総合体育大会卓球競技は23日、決勝リーグが宜野湾市立体育館で行われた。宮古代表の平良は、男子団体戦で優勝して3連覇を果たした。女子個人戦では同校の宮國悠乃(1年)が与那原の新里妃乃(1年)に3-1で快勝して初優勝を飾った。
大会連覇を懸けた男子団体戦では、横田恵叶主将が「連覇が懸かり、少しプレッシャーがあった」と話すように、立ち上がりは少し苦戦する場面もあった。しかし、決勝リーグでは全てストレート勝ちで相手を圧倒し、力の差を見せつけた。
女子個人戦の決勝は、宮國が小学生の時から対戦しているという新里との同級生対決となった。1セットずつ取り合った展開で、迎えた第3セット。宮國は「強気で攻める」と気合いを入れ直し、第3、4セットを危なげなく取って3-1で優勝を決めた。
宮國は「今日は弱気にならず、強い気持ちで戦えたことが良かった。自分に負けずに戦えた」と試合を振り返り、九州大会に向けては「強い相手でも、向かっていく気持ちで、一戦一戦全力で挑みたい」と意気込みを語った。
下地研範監督は団体戦について「毎日、自分を追い込んで練習をしている成果が出たと思う。九州大会ではベスト4を目指したい」と笑顔で話し、個人戦優勝の宮國には「厳しい場面もあったが、良く踏ん張ってくれた」とたたえた。
横田主将は「チーム一丸となって戦えたことが勝因。団体戦では1年生の時から続く無敗記録を更新できて良かった」と3連覇を喜んだ。九州大会では「全国大会の出場権獲得を目指して頑張りたい」と気持ちを新たにした。