佐良浜男子が優勝/中学バレー
10年ぶり9度目/女子は4位入賞
【那覇支社】第44回県中学校総合体育大会バレーボール競技最終日は24日、名護市の21世紀の森体育館で決勝リーグの残り試合が行われ、男子の佐良浜は2勝し10年ぶり9度目の優勝を飾った。佐良浜女子は2敗したが、十数年ぶりで4位に入賞した。男子は、8月2日に鹿児島県で開催される九州大会に県代表として派遣される。
男子は、決勝リーグ2試合目の長嶺、3試合目の小禄にそれぞれ2ー0で快勝し、リーグ戦3連勝で優勝した。女子は、決勝リーグ2試合目で西原東に、3試合目は宮里に0ー2と連敗し、4位に入った。
佐良浜は男女とも前日の23日、準々決勝を勝ち抜いてベスト4に進出していた。総当たり戦による決勝リーグの1戦目で、男子が与那原2ー0で下し、女子は長嶺に0ー2で敗れていた。
男子の國吉勇多監督は「優勝は素直にうれしい。(決勝)リーグの1、2戦目はプレーに波があったが、最終戦では集中して今までで一番良い結果が出せた。5、6番の両エースを軸にして守備力も鍛えれば、九州でも間違いなく上位に入れると思う。徹底的に練習し、全国大会にも出場したい」と語った。
友利浩之介主将は「とてもうれしい。みんな最大限の力を出して、互いにフォローし合って仲間のために頑張るよう意識を変えてきたので、両エースにしっかりつなぐことができた。九州大会では優勝を目指して頑張って全国大会に行き、先輩たちの準優勝の記録を超えたい」と喜びの中にも次への強い意気込みをにじませた。
女子の友利龍太郎監督は「4強に入るのが目標だったので、選手たちは良くやってくれてうれしい。いっぱい褒めてやりたい。強豪チームの雰囲気に押されてリーグ戦は難しい展開だったが、上のレベルを経験して成長できたと思う」と、大健闘した選手たちをねぎらった。
石原夏帆主将は「初めてベスト4に進出して強豪3校と対戦したが、自分たちのプレーが発揮できなくて悔しい。チーム全体が足の動きが鈍くなり、声を出し合うのも足りなかった。後輩たちには佐良浜中女子バレーの気持ちを忘れずに練習に励んでほしい」と、次世代へバトンをつないだ。