平良がA組優勝/市長杯サマー囲碁
宮古島市長杯2017サマー囲碁まつり(同実行委員会主催、日本棋院平良支部・宮古毎日新聞社共催)が23日、市内のこすみ囲碁教室で行われた。A組(六段以上)ではベテランの平良博彦七段格が4年ぶりに優勝した。通算は5度目。B組(五段クラス)は伊波満五段。C組(四段以下)では池間藤夫三段が優勝し四段に昇段した。
毎年、宮古島夏まつりのころに開催されるサマー囲碁まつりは、毎回大勢の囲碁愛好者の参加でにぎわう。今年も46人(A組10人、B組21人、C組15人)が参加し、和気あいあいと囲碁を楽しんだ。
開会式で黒島正夫大会実行委員長は「囲碁は年を取ってもできるいい趣味」と述べた上で、毎年の開催を支える新聞社に感謝した。下地敏彦市長は「昼は囲碁を楽しみ、夕方は祭りを盛り上げていただきたい」とあいさつした。
対局は手合割で行い、盤上では力強い一手一手がぶつかり合う熱い戦いが繰り広げられた。
A組の決勝はベテラン平良博彦七段格と宮古ファンで宮古に50回以上も来て宮古の囲碁愛好者と交流している中村欽也八段格の対戦。序盤から地を取り合う碁は平良が6目差で勝った。平良は「来年も優勝を目指したい」と連覇に意欲を見せた。
B組の優勝を決める一番は伊波五段と喜久川盛男五段が対戦した。喜久川は取りに行った石の死活を見損じて逆に取られ、中押しで負けた。伊波の同大会での優勝は4年前のC組以来。「もっと強くなれるように、これからも頑張りたい」と話した。
C組の池間三段は川上勲四段に6目差で勝った。優勝は19年前のB組(初段~四段)以来。「久々の優勝はうれしい。四段に恥じないよう頑張りたい」と喜びを語った。
結果は次の通り。
【A組】優勝=平良博彦七段格(4勝)▽準優勝=中村欽也八段格(2勝1敗)▽三位=知念一将八段格(2勝1敗)
【B組】優勝=伊波満五段(4勝)▽準優勝=喜久川盛男五段(3勝1敗)▽三位=福嶺常一五段(同)▽敢闘賞=奥平寛長五段(3勝1敗)、本永祐一五段(同)、下地勉五段(同)、垣花祐勝五段(同)
【C組】優勝=池間藤夫三段(4勝)▽準優勝=川上勲四段(3勝1敗)▽三位=塩川博司四段(同)