教育・文化
2017年7月29日(土)9:02
技能士目指し16人が挑む/宮工
初の3級塗装実技試験
宮古工業高校で28日、3級塗装(金属塗装作業)の実技試験が行われた。同校自動車機械システム科自動車コースの3年生16人が挑戦。①被塗装物の養生②塗り③研ぎ-の3項目で日ごろの学習成果を発揮した。同試験は国家資格で、合格すると都道府県知事名の合格書証がもらえ、技能士と称することができる。同校によると、県内高校では初の取り組み。
塗装の全般の知識を問う学科試験はすでに終わっており、今回の実技試験と併せて8月末に合格者が発表される。
実技試験は同校で行われ、県職業能力開発協会などから検定員3人が見守った。
同校の屋良修教諭は「4月から、放課後などを利用して集中的に勉強してきた。在学中に一つでも多くの資格を取得し、就職に結び付けてもらいたい」と今回の取り組みの意義を強調した。
受験した伊地志仁君は「塗装の艶が出ず、少し心配。元々、車が好きで自動車コースに進学した。資格を取得し、卒業後は車を整備する仕事に就きたい」と話した。