ダイビング中に男性死亡/宮古海域
シュノーケリングで流される事故も
29日午前10時30分ごろ、伊良部島の白鳥崎西側約1300㍍の海域で、静岡県からダイビングに来ていた男性(65)=が、海中で意識不明の状態になった。男性は心肺停止状態で宮古病院に搬送されたが、同日午前11時46分、死亡が確認された。また、同日正午ごろ、城辺友利のインギャーマリンガーデンでは、シュノーケリング中の親子が流された。男児(11)はすぐに遊泳していた人に助けられた。40代の父親は、岩場にしがみついていたところを近くの人に救助された。手に擦り傷を負い命に別条はないが「肺水腫」と診断され入院した。母親を含む家族3人で東京から来ていたという。当時、宮古島地方には台風9号の影響で強風と雷、波浪の注意報(波浪注意報は昼すぎに警報に切り替え)が発令されていた。
宮古島海上保安部によると、亡くなったのは静岡県浜松市に住む男性医師。宮古島市にあるダイビングショップが主催するダイビングに参加し、午前10時ごろから現場付近でダイビングを始めた。
参加者は16人で、男性は4人のグループで泳いでいたが、海面に浮上中、水深5㍍付近で、口からレギュレーターが外れ意識のない状態であることを付き添っていたガイドが気付いた。
男性は船に引き上げられたが意識が戻らず、心肺停止状態で病院に緊急搬送された。
事故原因を同保安部が詳しく調べている。