1万8248人が利用/JTAドーム宮古島
新音楽イベント構想も
JTAドーム宮古島の利活用を検討する委員会が3日午後、市役所平良庁舎で開かれた。事務局が示した4カ月間の利用人数は1万8248人、フットサルの利用が多かった。意見交換ではスポーツや音楽イベントの誘致が必要とする認識を共有。ミュージシャンの江川ゲンタさんは、毎月2回開く音楽イベントの長期構想を明かした。
実績によると、専用利用が1万7823人、個人利用は425人だった。
4月は、フットサルの大会やクリニック、MICE社員旅行などがあった。5月には子どもフェスティバルやゲートボール大会、6月は民泊の入島・離島式などが行われ、7月には保育園の運動会があった。
こういった実績を確認した上で意見を交わした。
江川さんは「1カ月に2本のイベントを打てないかと考えている。5年後の目標として年間6万人を誘致したい」と意欲を見せた。
アース・エンタープライズの石元卓也さんはフットサルについてコメント。供用開始から毎月のように大会が開催されていることを受け、「フットサルは気軽に入れるスポーツ」と一層の利用促進を期待。「今後は本土から合宿利用などを呼び込みたい」と話した。
冒頭、会長の長濱政治副市長は「ドームが市民の間に浸透している。スタートは順調だ」と評価した。その上で「今後どんなイベントをどう持ってくるか。委員の皆さんの知見をいただきたい」と述べ、さらなる利活用に協力を求めた。
委員会は市の幹部や関係団体の役員ほか、江川さんや石元さんら複数の専門家で構成されている。