食品衛生の管理状況確認/保健所が月間でキャンペーン
市内量販店で店内監視/宮総実生が一日監視員に
県は8月を食品衛生月間と定めていて、宮古保健所(上原真理子所長)は4日、ドン・キホーテ宮古島店(佐伯航店長)で同月間キャンペーンを行った。宮古総合実業高校の生徒4人を一日食品衛生監視員に任命し、同店の店内監視を実施したほか、食中毒に注意を呼び掛けるチラシなどを買い物客に配布した。
同キャンペーンには保健所職員と県食品衛生協会宮古支部(砂川靖夫支部長)のメンバー、宮古総合実業高校食と環境科フードクリエイトコース2年の下地優鈴さん、仲間志央里さん、仲間梨緒菜さん、西里優李さんらが参加した。
キャンペーン開会あいさつで上原所長は「食品衛生に関する知識を普及することで、食の安全、安心の確保を図り、一般消費者への情報提供を継続して取り組んでいきたい」と語った。
砂川支部長の掛け声に合わせ参加者全員で「ガンバロウ三唱」を行った後、高校生4人に上原所長から一日食品衛生監視員に任命する委嘱状が交付された。
店内監視では一日監視員が各売り場の担当者から商品の仕入れ、陳列から撤去までの期間や日々の品質確認、冷蔵、冷凍が必要な商品の陳列ケースの温度設定や温度管理などについて説明を聞いた。
監視終了後、一日監視員は講評として、営業施設は清潔で、弁当、総菜などの期限、製造者の表示は適切で、冷蔵庫や冷凍庫は衛生的で食品の温度管理もされていて、従業員はみな作業着、帽子、マスクなどを着用し、衛生的に作業がされていたなどと述べた。
佐伯店長は「食品衛生監視をしてもらいありがとう。宮古島は特に暑いので温度の管理を徹底して行うよう取り組んでいる。これからもしっかりと行っていきたい」と語った。