自然の不思議学ぶ/親と子のお天気教室
実験に歓声
2017年度「親と子のお天気教室」(主催・宮古島地方気象台、市教育委員会)が5日、市中央公民館で行われた。会場に訪れたたくさんの親子連れは、台風、津波、竜巻など自然現象の不思議や災害に遭わないための注意点を学ぶとともに、実験では熱気球が浮く理由などを学習。大きなビニール袋がふわふわと浮き上がると会場に大きな歓声が上がり「すごいね」「何で、なんで、面白い」などの感想が聞かれた。
主催者あいさつで宮國博教育長は「こうして会場に多くの親子連れが来てくれてとてもうれしい。私が子供のころは天気や気象を学ぶ機会がほとんど無かった。展示物や実験などでいろいろ体験し多くのことを学んでほしい」と呼び掛けた。
同教室は、親子で楽しく自然現象を学び、自然災害から身を守ることや防災意識の高揚などを目的に毎年開催している。
教室では、はじめにDVD上映が行われ、大雨や雷、竜巻がどのように発生し、それから身を守る方法について紹介された。
さらに、地震と雷についてわかりやすく紹介する紙芝居も行われ、子供たちはその内容に食い入るように聞き入っていた。
実験体験コーナーでは、大きなビニールの熱気球が暖められた空気で浮かび上がる実験が大人気で、ふわふわと浮かび上がる気球に子供たちは「浮いた浮いた」「もっと飛べー」などの声が上がった。
そのほか、展示コーナーでは気象、地震、津波災害の写真パネルや宮古島市エコアイランド推進課の活動紹介なども行われた。