伊良部高が全国3位
パソコン技能表計算で快挙
第31回全国パソコン技能競技大会(主催・日本情報処理検定協会)が12日、愛知県で行われ、県代表の伊良部高校ICT部(部員・照屋未来、友利ひらり、仲地真奈、仲原祐希実、宮国琴畝、國吉日和、源河玲奈)が情報処理技能競技(表計算)で団体3位に輝いた。同校初の快挙で、生徒たちは「後輩が引き継ぎ、来年は1位を目指してほしい」と喜びを語った。
同校は、第10回県高校IT選手権大会(主催・県高校『情報』教育研究会」で初優勝し、県代表として派遣された。県内の高校で、情報科や商業科のない高校が優勝したのは初めてという。
部員7人は、情報処理技能検定試験表計算の1級以上合格者で、表計算による作表の出力体裁と完成時間を競い、作表と完成時間の総合得点により順位を競った。
部員らは13日、賞状とメダルを手に帰島。宮古空港では、学校関係者や保護者らが「総合3位おめでとう」と書かれた横断幕で出迎えた。
顧問の下地勇也教諭は「島の皆さんの応援を受け、練習に集中することができた。チームワークの成果で、こういった素質を育んだ地域の人や家族に感謝したい」と話した。
部長の照屋さん(3年)は「応援してくれた地域の人たちや両親、先生に感謝しながら頑張った。来年は後輩が1位を取ってほしい」と語った。
豊島正憲教頭は「県で優勝、全国で3位という素晴らしい成績を誇りに思う。1、2年生に引き継いで、伊良部高の力を継続してもらいたい」とたたえた。