市議選説明会に35人/予定者や代理人が出席
10月15日告示22日投開票/選管 のぼりの撤去求める
宮古島市選挙管理委員会(下地淳徳委員長)は23日、市議会議員選挙(10月15日告示、22日投開票)の立候補予定者説明会を市役所平良庁舎で開き、選挙執行の概要や選挙運動の注意事項などを説明した。選管によると受け付けをしたのは立候補を予定している人や、その代理人で計35人。選管は、一部の後援会事務所にのぼりやポスターが掲示されていることを指摘。これは事前運動に当たるとして撤去を求めた。
市町村合併後、4回目の選挙。定数は、合併当時は28、前回は26、今回は24で行われる。
説明会には現職15人、新人17人、前職1人、元職2人の計35人(男性31人、女性4人)の立候補予定者やその代理人が出席したが、このうちの新人1人は「まだ、調整が必要」と話した。
本紙が21日現在で報道した際には現職、新人ともに15人、元職2人の計32人だったが、新たに新人の池城直氏(65)=平良=と、前職の真栄城徳彦氏(67)=同=が立候補の意向を示した。告示までにはさらに変動がありそうだ。
冒頭あいさつした下地委員長は「市民の生活の向上と福祉の充実、宮古島市の発展を思い立候補を決意したと思う。立候補に対する認識を理解し、選挙運動違反がないよう明るい選挙を実現してほしい」と呼び掛けた。
説明会では選管職員が、投開票までのスケジュールを示したほか、供託金が必要で、その額は30万円であることを説明した。供託金は、有効投票総数の10分の1を獲得すれば返還されるが、獲得できない場合は没収され、市の収入となる。
説明会に参加し、平良地区から立候補を予定している新人の男性は「若者の人材育成に力を入れたい。具体的には、子供たちを海外留学に派遣し、広い視野を身に付けさせる。将来は、地元に帰り、観光産業に携われるようなチャンスを与えたい」と立候補への動機を語った。
郡部から出馬予定の新人の男性は「市民の福祉の向上に汗を流したい。過疎化が進んでいる郡部を、どうすれば盛り上げていけるか。解決に向けた政策を掲げてアピールしていきたい」と抱負を語った。