社会・全般
2017年8月31日(木)9:05
海上災害に備え協定結ぶ/宮古島海上保安部とFMみやこ
宮古島海上保安部(久留利彦部長)とエフエムみやこ(仲里雅彦社長)は30日、災害時等に備えた緊急放送の協力に関する協定を結んだ。協定の締結は同保安部で両者の代表による調印式が行われた。
今回の協定は、大規模災害等から海域利用者等の生命・身体・財産を守ることに資する情報の発信について、通常放送に優先し緊急放送するよう宮古島海上保安部からエフエムみやこに要請し応じたもので県内では初の試み。
久留部長は「宮古島海上保安部は昨年10月に署から部に昇格し、今年4月には地域海難防止対策官が設置された。それに伴い避難勧告の伝達方法など検討した結果、従来の伝達方法に加えてエフエムみやこの協力をいただけることになった。FMラジオは電話、ファクス、インターネットなどが使用できない状態において非常に有効で、一次・二次被害を極限まで減災できると期待している」と協定の目的と意義について強調した。
これに仲里社長も「瞬時に広域に情報伝達できるラジオの強みを発揮し、地域の防災に貢献していきたい」と応じていた。