基本構想を報告/総合庁舎
策定委が下地市長に
市総合庁舎整備事業基本構想・基本計画策定委員会の池田孝之委員長は30日、市役所平良庁舎に下地敏彦市長を訪ね、このほど策定した基本構想を報告した。基本理念や建設地が盛り込まれた構想内容について下地市長は「これに基づいて進めたい」と述べた。
基本構想は8章で構成され、総合庁舎建設の必要性ほか、基本理念及び基本方針、庁舎に必要な機能、建設候補地の検討・分析結果の詳細が記されている。
基本理念は「結いのこころつなぎ市民に親しまれる総合庁舎」。基本方針は①使いやすい②安心と信頼③多様で新たなニーズに対応できる機能的な庁舎④シンプルで経済的-とした。
建設地は、消防本部北側が最も良いとする建設委員会の検討結果を示した。
報告に当たって池田委員長は「しっかりした形の構想になっている。市民が利用しやすいように親しみやすさが構想のモットー」と説明した。その上で「これに基づいた形で基本計画を策定したい」と話した。
下地市長は「この報告に基づいて基本計画を策定していくが、引き続き総合庁舎建設整備事業に協力を頂きたい」と述べ、池田委員長ほか策定委員の尽力に感謝を込めた。
基本計画の策定作業は10月にも着手する。総合庁舎の建設は2019年度に着工、21年4月の開庁に向けて準備を進める。