「千代田」の国有化に同意/陸自駐屯地予定
ゴルフ場、24日に閉場
防衛省の宮古島市への陸上自衛隊配備計画で、駐屯地建設が予定されているゴルフ場「千代田カントリークラブ」(下地藤康社長)が、国有化することに同意する文書を国と交わしていたことが2日までに分かった。同ゴルフ場は24日に閉場する。
同社役員によると、国有化については8月28日の同社株主総会で株主の同意を得た上で、翌日に同意書に押印した。
土地の売買契約については閉場後に結ぶ予定となっているが、現段階で国からの日程は示されていないという。
同クラブの敷地内には、同社以外の地権者もいるが、態度については明らかになっていない。
防衛省は2018年度予算の概算要求案で、千代田カントリークラブでの庁舎整備などに93億2000万円、大福牧場の代替地調査費と用地取得費に117億3000万円をそれぞれ計上している。
千代田カントリークラブに関連する内訳は▽庁舎整備56億9000万円▽車両整備工場19億6000万円▽医務室4億円-など。用地取得費は計上されていない。
宮古島への警備部隊の配置は18年度、地対艦誘導弾部隊と中距離地対空誘導弾部隊は19年度以降の配置で検討している。