「運営は効率的、効果的」/民間委託検証報告
学校給食で調理場運営委
市立学校給食共同調理場運営委員会はこのほど、学校給食調理業務の民間委託に係る検証報告を市教育委員会に報告した。
それによると、民間委託は当初、作業および衛生管理基準に基づく業務の履行に不慣れな面もあったが、学校栄養職員の指示が徹底され、調理従事者の習熟度も上がり、業務が円滑に履行されるようになったとしている。
業務全般を通して、市が定めた仕様・契約内容による、調理、洗浄業務等の委託業務が適切に履行されて給食の質を低下させることなく、より効率的・効果的な運営が図られていると報告している。
こうした状況を踏まえて同運営委員会では「今後も民間委託の基本方針に基づいて委託を進め、子供たちにとって安心、安全でおいしい給食を提供し、保護者からも信頼される学校給食運営を図っていきたい」としている。また、同検証に伴い実施したアンケート調査も同時に報告され、児童生徒とも良い意見としては「おいしくなった」や「メニューが良くなった」などの意見が示された。
悪い意見としては、「量が少ない」や「行事のデザートがない」などとなっている。
また、職員からは「味付けが良くなった」「完食が増えた」と良い意見と、量や品数の改善を求める意見も示された。
市の学校給食については、平良学校給食共同調理場の民間委託業者として昨年8月にオーディフ(本社浦添市)に決定し、昨年の2学期から民間委託となっている。