実質収支、黒字20億円/市16年度一般会計決算
収入総額は415億円/市債は37億円を計上
市が2016年度一般会計決算を公表した。実質収支額は20億7000万円の黒字を計上。収入415億3000万円に対し、歳出は391億3000万円に抑えた。借金に当たる市債は37億円だった。7日開会の市議会9月定例会に認定案件として提出される。
歳入決算の市税は、調定額52億1600万円に対して49億9100万円の収入があった。不納欠損の2900万円を除く収入未済額は1億9600万円余。
市税の内訳は▽市民税18億6900万円▽固定資産税24億8400万円▽軽自動車税2億2500万円▽市たばこ税3億9500万円-などとなった。
歳入で最も大きな比重を占めている地方交付税は138億5700万円。国庫支出金は55億7400万円で、内訳は負担金が40億1600万円、補助金が40億3200万円、委託金は2500万円だった。
県支出金は89億円(負担金13億2400万円、補助金71億3000万円)。
市の借金に当たる市債は37億5800万円が計上されている。
一方、歳出は民生費が123億円と突出。社会福祉費に53億4800万円、児童福祉費に49億5200万円、生活保護費に20億6400万円を充てた。
農林水産業費は49億1500万円。農業費42億3300万円、水産業費は4億8700万円だった。
衛生費は16億8600万円で、清掃費に10億5800万円、保健衛生費を6億2800万円とした。
土木費は25億8200万円で、内訳は▽土木管理費1億4100万円▽道路橋りょう費5億6600万円▽都市計画費8億8900万円▽住宅費3億8100万円-となっている。
教育費は27億円。小学校に7億4100万円、中学校に3億3600万円、幼稚園には2億1400万円を計上している。
これらの収支の差額は20億7400万円。前年度に続き黒字を計上した。
各特別会計の歳入歳出決算は▽国民健康保険82億6300万円▽港湾7億4900万円▽農漁業集落排水1億9100万円▽公共下水道6億2700万円-などとなっている。
介護保険特別会計は歳入60億6300万円に対して歳出60億3000万円となり、実質の収支額3100万円余を計上した。