産業・経済
2017年9月7日(木)9:04
炎天下で夏植え作業/18-19年産
トラクター使い効率的に
2018-19年産サトウキビの夏植え作業が各地で始まっている。トラクターの後方に取り付けた専用の機械を使って効率的に植え付ける農家が多い。
下地洲鎌のかんがい施設がある圃場では、本村時雄さん(70)らが苗の植え付けに精を出していた。
今は機械化の時代。本村さんは、10年間試行錯誤の末に作り上げた専用の植え付け機で作業に当たる。
まずは事前に用意した苗を専用機械の前方のかごに投入する。トラクターを稼働させて畝をつくると、かごから畝に伸びるパイプに苗を一本一本手作業で丁寧に入れていく。落ちた苗の上を後方に設置した太めのタイヤが通過、これで苗が定着する。農薬散布も、土をかぶせる作業も全部この機械一つでこなせる。
本村さんは「雨がほしいところだ」としながらも作業中の畑は「比較的湿っている。ここには水(かんがい施設)もあるし何とか大丈夫だろう」と話した。
8月は観測史上最も雨が降らなかった宮古島。植え付けシーズンに入り、まとまった雨が期待される。