未来創造セ 供用開始は19年7月
工事遅れ予定ずれ込む/市議会で砂川局長答弁
7日に開会した宮古島市議会(棚原芳樹議長)9月定例会は8日、市当局提出議案に対する質疑を行った。その中で、現在、建設中の未来創造センターの工事に遅れが生じていることが分かった。それにより2018年12月を予定していた供用開始時期が19年7月にずれ込む見込みとなった。振興開発プロジェクト局の砂川一弘局長が國仲昌二氏の質問への答弁で説明した。
今定例会では17年度一般会計補正予算案の中で、中央図書館と公民館の複合施設である未来創造センターの建設事業で、複数年度にわたる契約を行う場合、事業完了時に設定限度額の範囲で支出を約束する債務負担行為の補正として、期間を18年度、限度額を8419万3000円とすることを提案。合わせて同センター建設建設事業工事請負費を2億5228万7000円増額させる提案も行われている。
そのことについて質問した國仲氏に対し砂川局長は、同センター施設のうち研修室や調理室を整備する建築二工区は当初、今年9月の発注を予定していたが、建築一工区の遅れにより発注が18年2月となる見込みとなったことから債務負担行為補正を提案したと答弁。遅れの原因は補足ボーリング調査の結果、基礎の一部に空洞があることが確認され、その部分に新たにくいを打ち込む必要が生じたためと説明し、2億5228万7000円の補正増はその工事請負費であると述べた。
同センターはこれまでも病院跡地の汚染土壌撤去などに伴う旧宮古病院解体撤去の遅れなどで工事が遅延してきたが、今回の工事遅れにより、供用開始予定がが18年12月から19年7月に遅延する。総事業費は約49億円を予定していたが、今回の補正増で50億円を超えることとなった。