佐渡山、決勝に進出/全日本インカレ女子100㍍
県内初、きょう決勝
陸上の第86回日本学生選手権(全日本インカレ)は8日、福井県の福井運動公園陸上競技場で女子100㍍準決勝を行い、宮古島市出身で九州共立大3年の佐渡山みなみが11秒68(追い風参考)を記録し、着順2位で決勝に進出した。この種目で決勝に残るのは県内初の快挙。決勝は9日。
佐渡山は予選を11秒67で突破。追い風参考記録ながらも初めて11秒7を切る走りで勢いに乗った。
準決勝も快走。スタートを決めると中盤以降にぐんぐん加速、前を行く選手を次々とかわし、11秒68の好タイムでゴールした。
佐渡山は「決勝に残るという目標を達成できたので今はほっとしている」と喜びをかみしめた。
国内学生ファイナリストになった心境は「誰よりも自分が一番驚いている」と謙遜しながらも、「予選から調子が良くて準決勝でスタートが決まった時に『いける』と思った」と会心のレースを振り返った。
決勝に向けては「ここまできたら表彰台に上がれるように頑張りたい。記録も自己新を狙う」と話した。
今季の佐渡山は好記録を連発している。4月に11秒98を記録して宮古の女子選手で初めて12秒台の壁を突破すると、6月の日本学生選手権では11秒82、8月の鞘ケ谷記録会では11秒73をマークし、立て続けに宮古記録を更新している。