佐渡山、100㍍5位/全日本インカレ
表彰台逃すも県勢最高位
陸上の第86回日本学生選手権(全日本インカレ)は9日、福井県の福井運動公園陸上競技場で女子100㍍決勝を行い、宮古島市出身で九州共立大3年の佐渡山みなみは11秒77(追い風参考)で5位入賞した。表彰台は逃したが、同種目の県勢最高位。
佐渡山はまずまずのスタートを切ると、中盤は伸びのあるストライドで一気に加速した。しかし後半の走りに精細を欠き、狙った3位に届かなかった。3位との差は0・03秒だった。
優勝したのは大阪成蹊大4年の中村水月で、記録は11秒56だった。
佐渡山は6月の日本学生個人選手権で11秒82(宮古記録)をマークし全日本インカレの出場権を獲得。8月の鞘ケ谷記録会では11秒73を出し、宮古記録を立て続けに更新した。この記録で来年の日本選手権出場を内定させている。
勢いそのままに挑んだ今回の全日本インカレでは県勢初の決勝進出を決め、5位の好成績を収めた。
佐渡山は宮古島市平良の出身。東小、北中、宮古高校を経て九州共立大に進学した。身長163㌢。後半の加速が抜群のスプリンターだ。100㍍、200㍍の宮古記録保持者。