豚の血を販売・出荷/宮古食肉センター
宮古の郷土食に活用を
市上野字野原にある宮古食肉センター(岡村幸男社長)では12日から豚の血(宮古方言・ワーヌツー)を初めて直売・出荷している。同センターで20日、岡村社長、下地義次専務が明らかにし「法律で定められた食肉処理方法をクリアしたから、販売と出荷が可能になった」と語った。今後、豚の血を素材にした宮古の郷土食への活用などが広がりそうだ。
国の「と畜場法施行規則、食品衛生法施行規則および食品、添加物等の規格基準」では、採血時の規格基準として▽採決後直ちに4度以下に冷却すること▽採血は1頭ごとに洗浄した採血用ナイフを用いること-などが規定されている。
同センターでは、1週間に5~7頭の豚の血を採取。採取量は1頭当たり1・5㍑ほど。これまでの豚の血は搬入者に提供していた。血を冷却するための施設なとが整っていることから、豚の血の販売・出荷の条件はクリアした。今月12日をもって宮古保健所の承認を得た。
同センターは、休業日が日曜祝祭日。業務時間は、月曜日~金曜日が午前8時~午後5時。土曜日は午前8時~正午。連絡問い合わせは、電話0980・76・6112、ファクス0980・76・6210へ。