8月観光客、初の100万人突破/沖縄県
46カ月連続で過去最高
【那覇支社】県の文化観光スポーツ部は21日、8月の入域観光客数が過去最高の100万2500人となり、単月で初めて100万人を突破したと発表した。好調な県観光を反映し、入域客数は46カ月連続で単月の過去最高を更新した。
入域観光客数の内訳は、国内客が72万6800人で前年同月比4・6%増、外国客は27万5700人で同18・8%増となった。増加傾向を続ける外国客が占める割合は27・5%で、前年同月の25・0%から2・5ポイント増えた。
同部は「国内客は、旅行会社の販売強化や航空路線の拡充、お盆期間の増便が増加の要因。外国客も、航空路線拡充で空路客が増え、クルーズ船の寄港回数増加で海路客も増えたことが好調の理由」と分析している。
国内客は、東京方面からが35万9200人(前年同月比2・2%増)で最も多く、次いで関西方面15万3100人(同5・2%増)、福岡方面8万8400人(同10・2%増)、名古屋方面5万8300人(同6・4%増)、その他6万7800人(同8・1%増)となった。
外国客の内訳は、台湾が8万9300人(同34・3%増)、韓国4万3400人(同8・2%増)、中国本土6万5900人(同15・6%増)、香港2万7500人(同19・6%増)、アメリカ1900人(同18・8%増)、その他4万7700人(同8・9%増)だった。
今後について同部は、深夜便など航空路線の拡充が継続し、国内客の予約状況が堅調なこと、外国客もクルーズ船の寄港回数の前年同月並みが見込まれることから、好調に推移すると予測している。