今年度は進ちょく率32%/市議会一般質問
国際クルーズ船拠点整備事業 総事業は85億円
国土交通省が国際クルーズ船の受け入れ拠点として平良港を指定し、それに伴い平良港で今後実施される国際クルーズ船拠点整備事業について、下地敏彦市長が25日に行われた市議会一般質問で、今後の日程や予算額について説明した。下地勇徳氏の質問に答えた。
答弁で下地市長は「国際クルーズ拠点整備事業は今年度から2019年度までの3カ年間で国が整備を行う。総事業費は約億円でその事業内容は、漲水地区北防波堤にクルーズ船専用岸壁と臨海道路の延長などの整備を行う」と説明した。
今後の取り組みについては「今年度の事業費は約27億円で32%の進ちょく率を予定している。今後の予算については18年度が25億円、19年度は33億円で20年の2月までに事業を完了させ、同4月からの供用開始を予定している」と述べた。
拠点港の指定は、2020年に訪日クルーズ客を500万人に増やす政府目標の達成に向け、改正港湾法に基づいて設けられた制度。
クルーズ会社が旅客ターミナルなどを造る代わりに岸壁の優先利用を港湾管理者の自治体が認める。
平良港の整備は、北防波堤の外側にクルーズ船用岸壁を延長370㍍、臨港道路延長約1・2㌔を整備する。
整備にかかる総事業費は約85億円を見込み、うち5%程度を市が負担する。
今月30日には、同事業の起工式とシンポジウムが行われる。