池間さん(城辺中)が優良賞/県少年の主張大会
12人参加
【那覇支社】第39回県少年の主張大会(主催・県青少年育成県民会議など)が26日、那覇市の男女共同参画センターてぃるるで開かれた。県内6ブロックから予選を勝ち抜いた12人が、学校生活や地域社会との関わりを通して感じたことなどをテーマに発表した。宮古からは、城辺中3年の池間薫さんが「成長するために」と題して発表し、優良賞を獲得した。
池間さんは、ピアノの練習や勉強を通して、思うような結果が出ずに苦しんでいる時に父から掛けられた「昨日より今日、今日より明日。人間は常に成長する生き物なんだ」との励ましの言葉から「成長することの大切さ」を作文にまとめ発表した。
そして、「他人を超えるための努力ではなく、自分を超えるための努力が大切」と主張し、「過去の自分に勝つことが成長することにつながる」と訴えた。
受賞後、池間さんは「すごく緊張したがやり切った。『成長することの大切さ』を訴えることができて良かった」と笑顔を見せた。
開会式で同県民会議の新垣幸子会長は「中学生から社会に対する提言や意見を行うだけでなく、同世代の青少年に対して社会の一員としての自覚を促すことが目的。持てる力を発揮し、今後も創造的な知性を磨き希望と活気に満ちあふれた若者として成長することを期待している」と激励した。
同大会は、中学生が学校や日常生活を送る中で、感謝や感銘を受けたことや、疑問に思ったことを自分の言葉でまとめ、発表することで同世代への意識啓発と青少年に対する県民の理解と関心を深めることを目的に行われている。