国際クルーズ拠点整備へ/平良港
きょう起工式とシンポジウム
「平良港国際クルーズシンポジウム」と「平良港国際クルーズ拠点整備事業起工式」が30日行われる。
シンポジウムは午後1時30分からマティダ市民劇場で開催される。基調講演としてカーニバルアジア副社長のポール・チョン氏が「クルーズ観光による宮古島の成長可能性について」と題して講演する。
チョン氏は、世界第1位のシェアを持つクルーズ船社であるカーニバル社のカリブ海におけるクルーズ事例と今後の国際クルーズ戦略、同社が描く平良港の将来像について基本的な方針を明らかにする。
午後2時30分からはパネルディスカッションがあり、安里繁信沖縄公共政策研究所理事長、長濱政治宮古島市副市長、小島博子EGLokinawa代表取締役、市川紗恵カーニバル社ダイレクター、坂口泰之三菱地所新事業創造部長、山本三夫みなと総研クルーズ総合研究所長の6氏がそれぞれの専門分野から問題を提議する。入場は無料。
起工式は午後4時15分から平良字西仲宗根地先ヤードで行われる。平良港は今年7月に「国際旅客船拠点形成港湾」の指定を受け、官民が連携して新たなクルーズ拠点を造っていく。拠点整備事業の総事業費は約80億円。岸壁などを整備し14万㌧級の船が接岸可能となる。供用開始は2020年4月を予定している。