安全安心の圏域づくりへ/全国地域運動出発式で決意
10月11日から10日間、全国一斉に実施される2017年全国地域安全運動の宮古島地区出発式が3日、宮古島警察署で開かれた。警察署員や宮古島地区防犯協会、行政機関、各防犯ボランティア団体のメンバーらが参加。「地域ぐるみでちゅらさん運動を実践し、全ての人々が安全安心の宮古圏域づくりに努める」などとする地域安全宣言決議を確認したほか、青色回転車両による街頭パレード出発を見送った。
出発式では主催者あいさつで宮古島署の大城辰男署長が宮古島圏域での今年の運動重点として万引き、自転車盗、車上狙いの防止を掲げていることを説明。宮古島署管内では犯罪件数は減少しているものの「安全と安心を実感できるまでには至っていない」との認識を示し、「地域安全活動を実践し、安全で安心して暮らせる宮古圏域の実現に向けさらなる協力をお願いしたい」と呼び掛けた。
宮古島地区防犯協会の前川尚誼会長は、期間中にあいさつ運動や夜間パトロールなどの活動を地域を挙げて住民が一体となって実施していく考えを示し、協力を求めた。
地域安全宣言決議では防犯協会の狩俣勝成副会長が、▽自転車盗、オートバイ盗、侵入窃盗の犯罪防止活動▽「万引きは絶対ダメ」の規範意識醸成▽子供と女性が安心できる街づくり▽特殊詐欺防止対策活動▽美(か)ぎ酒飲み運動推進▽未成年者の深夜はいかい、飲酒、喫煙防止運動の推進-に重点を置いた上で「地域ぐるみでちゅらさん運動を実践し、全ての人々が安全安心の宮古圏域づくりに努めることを宣言する」との決議を読み上げると参加者から拍手が送られた。
式終了後は、同運動を周知するための青色回転車両による街頭パレードの出発を参加者で見送った。