與那覇君(鏡原小5年)全国で特選/俳句大会
砂川さん、前川君は佳作
山形県鶴岡市で9月17日に開催された第59回「奥の細道」羽黒山全国俳句大会の子供(小中学生)の部で鏡原小学校5年の與那覇健真君が応募した句「かき氷練にゅうかけたらエベレスト」が4句のみが選ばれる特選の1句に選ばれた。同じく5年の砂川結彩さんと前川尚摩君の句は佳作を獲得した。3人は3日、同校で会見を開き受賞の喜びを報告した。
俳句好きな祖父の影響で自分でも俳句を詠むようになったという與那覇君。全国大会での特選受賞に「自分が選ばれる自信はなかった。信じられない」と予想外の受賞だったとの感想を語る。作品については「レストランで山盛りのかき氷を食べた時のことを思い出して詠んだ」と説明。「これからも俳句は続けていきたい」と語った。
砂川さんは「スコールであいあいがさがロマンティック」という句で、前川君は「セミしぐれ先生の声遠ざける」という句で佳作に選ばれた。砂川さんは「漫画や小説などを読むのが好きで、その中にあったシーンを詠んだ」、前川君は「4年生の時、実際にセミがうるさくて授業が聞こえないことがあったことを詠んだ」とそれぞれ説明した。
国仲克紀校長は「子供の感性がストレートに表れていて良い句だと思う」と評価した。
この俳句大会は1959年から行われていて、今年は子供の部に全国から約2000句の応募があった。鏡原小学校では今年、5年生のクラスで授業の一環として、同大会応募に向けた俳句作りに取り組んでいた。