与党の過半数維持が焦点/市議選立候補予定者
保守19、革新10、中立4/15日告示まであと10日
任期満了となる宮古島市議会議員選挙は15日の告示まで、あと10日に迫った。立候補を予定しているのは現職、新人ともに15人、前職1人、元職2人の計33人(男性30人、女性3人)。保守、革新別では保守系が19人(現職11、新人7、前職1)、革新系が10人(現職3、新人5、元職2)、中立系4人(現職1、新人3)となっている。下地敏彦市長を支える市政与党が、過半数を維持するかが焦点。定数は現在の26から2減の24で、22日に衆院選と同時に投開票が行われる。
市町村合併後、4回目の選挙。選挙戦は事実上始まっており、各候補者は地縁血縁票を軸に票の上積みを図っている。
立候補者を与野党別に見ると、下地市長を支える、いわゆる与党保守系は、現職が▽粟国恒広氏(52)▽上地廣敏氏(64)▽佐久本洋介氏(70)▽下地勇徳氏(62)▽平良隆氏(67)▽平良敏夫氏(64)▽嵩原弘氏(63)▽棚原芳樹氏(54)▽前里光健氏(35)-と、公明の高吉幸光氏(46)。
保守系でありながらも「中立」「是々非々」の立場で立候補を予定しているのは現職の濱元雅浩氏(43)と、前職の真栄城徳彦氏(67)の2人となっている。
新人は▽我如古三雄氏(64)▽下地信広氏(59)▽新里匠氏(40)▽砂川辰夫氏(61)▽平良和彦氏(50)▽平百合香氏(43)-と、公明の狩俣政作氏(45)。
一方、革新系で野党の立場で出馬を予定しているのは現職では▽石嶺香織氏(36)▽上里樹氏(59)▽國仲昌二氏(56)-。
新人は▽池城直氏(65)▽島尻誠氏(47)▽砂川和夫氏(63)▽砂川英弘氏(67)▽仲里タカ子氏(60)-。
元職は、下地博盛氏(67)と友利光徳氏(67)が予定している。
保守・革新系などの政治勢力や、与野党の立場を取らない「中立系」で立候補するのは、現職が山里雅彦氏(56)、新人は▽久貝正樹氏(35)▽佐久川良寛氏(60)▽仲間雄仁氏(39)-の計4人となっている
2013年に行われた前回選挙では、定数26に対して現職21人、元職2人、新人10人の計33人が立候補し、現職19人と新人7人が当選した。
当時は、下地市政2度目の選挙で、与党系は2議席を増やし17議席を獲得。市議会で、圧倒的多数を占めて盤石な体制を整えた。
一方で、野党系は6議席から半数の3議席にとどまり、中立は1議席増の6議席だった。
ただ、現在の市議会の与野党勢力図は、県議選や市長選で保守分裂が影響するなど大きく変動している。