富川、仲里、西銘氏が届け出/衆院選公示
前職2人、事実上の一騎打ち/4選挙区に12人が立候補
【那覇支社】第48回衆院選が10日公示された。宮古島市と多良間村を含む沖縄4区では、届け出順で新人の富川泰全氏(38)=幸福実現党公認、前職で「オール沖縄」勢力が推す仲里利信氏(80)=無所属、前職で経済産業副大臣の西銘恒三郎氏(63)=自民党公認、公明党推薦=の3氏が立候補の届け出を行った。選挙戦は、仲里氏と西銘氏の、前職2人で事実上の一騎打ちとなる公算が高い。投開票日は、宮古島市議選(15日告示)と同じ22日。
今回の選挙では、安倍政権の実績や政権運営方法、国と対立を続ける翁長県政のあり方、地域振興、宮古・八重山への陸自配備などが争点となる。
県選挙管理委員会によると、県内の有権者総数(10月9日時点)は115万5170人。沖縄4区の有権者数は28万6605人で、このうち宮古地区は宮古島市の4万3756人と多良間村の839人。
また、昨年6月に施行された改正公職選挙法では選挙権の年齢が「18歳以上」に引き下げられており、18歳と19歳の若者にとっては初めての大規模な衆院選となる。若者層の投票行動にも、注目される。
沖縄1区~3区の立候補者は、届け出順に沖縄1区が前職の国場幸之助氏(44)=自民、前職の赤嶺政賢氏(69)=共産、前職の下地幹郎氏(56)=維新、新人の下地玲子氏(59)=幸福。
沖縄2区は、いずれも前職で、照屋寛徳氏(72)=社民、宮崎政久氏(52)=自民。
沖縄3区は、前職の玉城デニー氏(58)=無所属、新人の金城竜郎氏(53)=幸福、前職の比嘉奈津美氏(59)=自民。