バニラエアが実機訓練
下地島空港、きょうから3日間
きょう12日から14日までの3日間、下地島空港で実機訓練を行う格安航空会社(LCC)のバニラエア(本社・千葉県、五島勝也社長)の教官3人と訓練生(副操縦士)8人を乗せた航空機が11日、同空港に到着した。訓練は3日間とも午前9時からと午後1時30分から、それぞれ3時間ずつ実施される。
同社ではこれまで実機訓練は中部国際空港や北九州空港で行っていたが、日程や時間帯の調整の自由度が高く、1回の訓練フライト時間の短縮が見込めることなどから今回、下地島空港で実施することとなった。
使用する機材はエアバス社のA320(180人乗り)で、機体をいったん滑走路に着陸させた後、停止することなくそのまま再び離陸する「タッチアンドゴー」の訓練を行う。
教官と訓練生を乗せた機材は11日朝に成田空港を出発し、下地島空港へ午前11時30分ごろ到着した。同日は午後3時から1時間30分程度、教官が同空港に慣れるためなどの実機訓練を行った。
12日からの訓練では、教官を隣りに乗せた訓練生が実際に機材を操縦し、タッチアンドゴーを繰り返し行う。
14日までの訓練終了後は15日午後2時に成田空港へ向け出発する。悪天候などにより予定していた訓練ができなかった場合には日程が延長される。
日本航空と全日空が訓練から撤退した同空港では今年、琉球エアーコミューターや第一航空、海上保安庁が訓練を行っている。