南成土木、宮嶋建設を表彰/県産業安全衛生大会
功績賞で下地一明さんも
【那覇支社】2017年度の県産業安全衛生大会(共催・県労働基準協会、建設業労働災害防止協会県支部など)が16日、那覇市内のホテルで催され、沖縄労働局長表彰の奨励賞(健康確保対策)に南成土木(長濱洋子社長)、県労働基準協会長表彰の優良賞に宮嶋建設(黒島昭正社長)、功績賞に下地一明さん(59、平良港運常務)がそれぞれ選ばれ、表彰状が贈られた。
南成土木は、安全衛生に関する水準が良好で、改善への取り組みが他の模範と評価された。長濱豪取締役は「会社が長年取り組んで来たことが認められ、光栄に思う。従業員の安全なくして、良い物は作れない。今後も安全第一をモットーにして、良い物を作っていきたい」と喜びを語った。
宮嶋建設は、ゼロ災害運動への取り組みや健康経営の推進、安全衛生管理体制が確立されている。安慶田成夫専務は「初めての大きな賞なので、非常に感激している。これまで安全第一に取り組んできた。この賞を励みに社員一丸となって、安全衛生の向上にまい進したい」と話した。
下地さんは、安全衛生管理者として安全で快適な環境づくりや人材育成にも力を入れ、労働災害防止に努めている。「大変うれしい。会社の同僚の協力に感謝したい。安全で快適な職場づくりを目標に、これまでの経験を生かして、後輩の育成にも取り組みたい」と意気込みを語った。
大会長あいさつで、県労働基準協会の古波津昇会長が「今一度初心に帰り、労使一丸となって安全活動に真剣に対処し、尚一層の健康、健全な体づくりに取り組むとともに、生活習慣病の予防に向け、現実的に実践していきたい」と述べた。